【萬古焼の土鍋】
昭和34年(1959年)頃より始まったとされる、
萬古焼における土鍋作り。
昭和40年代には全国シェアの半分を占め、
現在では国産土鍋の80%が萬古焼と言われます。
萬古焼の土鍋は他の土鍋と何が違う?
その魅力を紹介します。
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耐熱性能と安全性
ペタライトという鉱物を配合することで高い耐熱性を誇るのが、萬古焼の土鍋の最大の特長です。
それだけでなく、他の土鍋に比べて吸水性を低く抑えることにも成功。
「割れにくい」上に、「水が浸み出しにくい」「ニオイ・汚れが付きにくい」といった創意工夫が、原料レベルから創り込まれています。
もちろん、食品衛生法にも適合していますので、安全に・安心してお使いいただけます。
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多様性
いわゆる“土鍋”だけにとどまらず、ご飯土釜・焼いも鍋・すき焼き鍋・くんせい鍋といった目的別の土鍋を生産しているほか、洋風だったり、IH対応だったり、無水調理が可能だったり、手付小鍋だったり、さまざまな目的・形状の土鍋が生み出されています。
それもこれも、萬古という産地が存在することで、原土屋、型屋、生地屋、釉薬屋といった職人を育み、材料、設備、流通システムといったインフラがきちんと構築されてきたからこそ。
昨今では後継者不足に悩まされているのも事実ですが、少しでも萬古焼の魅力をお伝えできるよう、発信し続けたいと思います。
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豊富な実績とノウハウ
原料の改良や多種多様な製品を生み出してきた中で、国内土鍋のトップシェアを維持し続けてきた萬古焼の土鍋。
その中で育まれてきた、圧倒的なまでの実績と、それに裏付けされたノウハウが萬古焼の最大の強みかもしれません。
伝わりにくい要素ですが、今日の土鍋の「当たり前品質」を提供し続けてきたのが萬古焼とも言えます。
ほとんど手仕事と言っても過言ではない土鍋が、良識的な価格で手に入れられるということ自体、萬古焼に携わる多くの人々の努力の賜物と言えるのです。